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平成27年1月3日 田遊祭(国指定「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」)のご案内

Vol. 129:2014.12.28(日)

田遊祭(国指定「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」)を斎行いたします。

☆日 時☆
平成27年1月3日13時より

☆場 所☆ 
拝殿にて田遊祭執行のち引き続き舞殿にて田遊神事を執り行います。

☆招福餅投げ☆
14時30分頃(神事の進行具合により前後します)

☆田遊祭について☆



田遊びの創始は鎌倉時代中期と伝えられています。
神社所蔵の延宝8年(1689)の記録には、旧暦正月3日の夜、神前の白洲で執り行われたことが記されています。

田遊びとは、年の始めにその年の豊作を祈願して田作りから刈り入れまでの稲作課程を模擬的に演じてみせる神事芸能をいい、田の神
を活気付けるところに原義があったといわれています。

12段の演目により構成され、旧社家の36軒の方により奉仕されます。芸能は朴訥としていて芸能的色彩は薄く、詩章である唱え言を
中心とした見立て芸がいかにも古能を偲ばせてくれます。いわば所作よりもむしろ、言霊の霊力による予祝讃美に中心があります。祭
典を拝殿、神事を舞殿にて斎行し、神事後には参拝者に牛王神札の授与また投餅を行っています。



昭和35年4月15日に「静岡県無形文化財」に指定され、平成19年3月7日に国より「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」
に選択されました。



田遊びに要する諸具は、大太鼓、鼓、小桶・扇子・榊・種籾・牛王・柳の枝。
大大鼓は田に見立てられ、榊の葉は肥草をあらわします。牛王は小國神杜ではゴオウでなくギュウオウと呼びならわしています。

白紙を五角形に折り、120センチほどの青竹に挟み、麻紐を桔びつげます。麻紐は蝶結びにして牛の耳をかたどります。これに「卯・
―宮午王」の文字を刷ります。牛王は牛を形象化したものですが―方で神の依り代としての幣束の意味をもつといわれています。他
に、これを模した二十センチほどの小形の牛壬があり、こちらは餅と―緒に撒きます。

柳は素鍬と烏追いの時に用いられ、鍬や烏追い棒をあらわします。小國神社では、追難祭や節分祭にも柳の枝が使われ、水口に刺しま
す。除魔の木として神聖視されたといわれています。

日本人の収穫に対する「祈り」、その恵みをもたらす神々への「感謝」が表わされた貴重な神事となっております。

演目についての説明はHP内「田遊祭」にて説明をしておりますのでご参考にして下さい。



職員一同、皆様のご参拝を心よりお待ちしております。

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