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『七五三詣』三つ子の魂百までも。心を豊かに育む人生儀礼のススメ

Vol. 179:2015.11.01(日)

■人生儀礼って???

生を受け、生を伝える「人の一生」の中で迎える様々な節目に神さまへ感謝の奉告をし、
これからのご守護をお祈りすることが「人生儀礼」です。
古来より受け継がれた日本の文化であるとともに今日まで私たちの心豊かな道徳心を育んできました。

小國神社 神社のいろは/『人生儀礼』



(平成27年11月1日撮影:小國神社拝殿前)

■七五三詣の歴史って???

七五三詣は子どもの人生儀礼の代表にあげられます。数え年3歳の男の子と女の子5歳の男の子
七歳の女の子が11月15日に神さまにお参りをし、健やかな成長と健康をお祈りします。

そのルーツは平安時代の公家の習慣である『髪置き』・『袴着』・『帯解き』に由来され
七五三と呼ばれる儀式の原型は江戸時代、徳川綱吉の子徳松君の『髪置き』に始まったとされます。
一般に広まったのは明治時代の初期といわれています。



(平成27年11月1日撮影:小國神社七五三のお祝いのご祈祷)

□『髪置き』(かみおき)
誕生日に初めて髪を伸ばし始める儀式で、男女ともに3歳の吉日を選んで行いました。

□『袴着』(はかまぎ)
5歳の男の子が初めて袴をはく儀式です。碁盤の上に立って吉方(良い方位)を向き
左足から袴をはいて、小袖を着け、扇を持ちました。
碁盤の上に立つのは、宮中では、碁盤は吉方を占う道具であり、武家では、碁盤の上での
勝負を城取りになぞらえて、それに乗ることで天下を取ることを願いました。

□『帯解き』(おびとき)
『帯解き』は『帯結び』とも言われ、室町時代の上流階級の女の子が7歳になるまで着ていた
着物から、付け紐だけをとり本格的な帯を締めることができるようになったことをいいます。

■七つまでは神のうち

日本には「七つまでは神のうち」という言葉があります。
地方によっては「七つまでは神の子」と言ったり、「六つまでは」と言ったりすることもあります。

幼い子どもの純真無垢な心はより神さまの世界に近いと考えられてきました。
数え年7歳になり社会からその人格が認められました。



(平成27年11月1日撮影:小國神社拝殿前)



(平成27年11月1日撮影:小國神社拝殿前)

■七五三詣の時期は11月15日だけ???

諸説ありますが、11月15日に七五三詣でが行われるようになったのはその日が満月に最も近い日
であり、陰陽道では吉日の一つとされていました。

また、この時期は稔りの季節です。稲の収穫を終えて、比較的安定した時期でもあります。
『稔りの秋』に子どもの成長を祝うことは私たちの日本人の生命観にもつながることからこの季節に
行われるようになりました。

近年では全国的にも10月からのお参りも増加しております。
当社では1年を通して七五三のご祈祷を受付けしておりますので、いつでもお参り下さい。
晴れ着を着て家族そろって神社にお参りをし、長寿と健康の願いが込められた千歳飴をいただきましょう。

神社のいろは/授与品『縁起物 千歳飴』



(平成27年11月1日撮影:小國神社千歳飴と授与品)

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