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平成28年2月18日 祈年祭(きねんさい) ~神々へ捧げる春の祈り~

Vol. 194:2016.02.18(木)

■祈年祭って???■

祈年祭は、「としごいのまつり」といい、神社で行なわれる恒例のお祭り中でも重要なお祭りの一つです。



(平成27年2月18日撮影:祓所(はらえど)にてお祓いを受け、心身ともに清らかな状態でお祭りに臨みます)

祈年祭の「年」(とし)は穀物、特にお米の稔りを意味します。
年の始めにあたって、「穀物の豊かな稔り」(五穀豊穣)を祈るとともに、皇室・国家の安泰をお祈りするお祭りです。
また、諸産業が様々に発展している現在においては、あらゆる産業の発展と国力の充実をお祈りしています。
その歴史は古く、奈良時代からの伝統を持つお祭りです。



(平成27年2月18日撮影:お祓いを受けた後、威儀を正してご本殿へ向います)

この伝統は今日まで続き、宮中をはじめ全国の神社で祈年祭がおこなわれます。
一般的には「春祭り」とも称されます。

収穫の秋に豊かに稔った新穀をご神前に供え、神さまの恵みに感謝する新嘗祭(にいなめさい)と対をなすお祭りです。



(平成27年2月18日撮影:大神様に昨年の豊かな収穫と諸産業の発展に感謝を申し上げ、本年も変わらないご加護をお祈りし
ます)


我が国は、「瑞穂の国」と呼ばれてきたように稲作を中心とする農業をもとに栄え、助け合い、補い合いながら
美しい田園と麗しい社会を築いてきました。

わたしたちは神々がもたらす収穫に感謝し、豊かな収穫を祈り、家族や集落の仲間の幸せを祈る心を祖先から受け継いできました。

「自分自身だけでなく、家族や周りの人々の幸せを祈る心」は、神社で行なわれている数々のお祭りや節目節目に
ある年中行事や人生儀礼、そして日々の生活の中に織り込まれきました。



(平成28年2月15日撮影:春を告げる紅梅の開花)


職員一同、多くの皆さまのご参拝を心よりお待ちいたしております。

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