受賞結果・作品展

~令和の時代に思いを「書」に託して~

全国より、2,500点の渾身の作品の中から受賞作品をお知らせいたします。

作品に込められた「令和」の時代への希望、夢、そして祈り。
多くの皆さまより、「令和の時代を素晴らしい時代にしていきたい」との真摯な祈りが託された作品をご奉納賜りました。

去る、令和元年11月17日に、書家杭迫柏樹先生、書家中澤皐揚先生、興静会会長打田文博による厳正な審査がおこなわれました。 全国よりご奉納いただいた2,500点の渾身の作品の中から、受賞作品7作品を選出いたしましたのでご紹介をいたします。

新元号「令和」書 奉納大会「第1次選考をおこなう中澤皐揚先生」
第1次選考をおこなう中澤皐揚先生
新元号「令和」書 奉納大会「第1次選考をおこなう杭迫柏樹先生」
第1次選考をおこなう杭迫柏樹先生
新元号「令和」書 奉納大会「第1次選考をおこなう杭迫先生と打田会長」
第1次選考をおこなう杭迫先生と打田会長
新元号「令和」書 奉納大会「最終選考を行う杭迫先生と中澤先生」
最終選考を行う杭迫先生と中澤先生

令和書奉納大会 作品展

令和元年12月14日より当社研修室(参拝者休憩所2階)で、最優秀作品を含む約200作品の展示会も予定しております。

多くの皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げます。

小國神社研修室(参拝者休憩所2階)

開催期間 令和元年12月14日(日)~ 12月22日(日)
場所 小國神社研修室(参拝者休憩所2階)
入場 無料

受賞結果

興静会奉納大会記念賞(大賞)

興静会奉納大会記念賞(大賞)
氏名 織部雄山(69歳)
住所 菊川市
願い事 五風十雨
好評 杭迫柏樹 筆力が漲っていて騒がず、見事という他ない傑作。「令和」の新時代にふさわしい書
中澤皐揚 ご神木を彷彿とする抜群の追力・風格のある堂々とした作

杭迫柏樹賞(子供の部)

杭迫柏樹賞(子供の部)
氏名 鈴木南波(17歳)
住所 浜松市中区
願い事 無病息災
好評 杭迫柏樹 素直で新鮮な書きぶりが見事
中澤皐揚 欧陽詢書法を追求し、高校生としての探求作の範となる作

杭迫柏樹賞(大人の部)

杭迫柏樹賞(大人の部)
氏名 森重粹紅(純子)(37歳)
住所 周智郡森町
願い事 家族がいつまでも楽しく仲良く
好評 杭迫柏樹 爽やかで清々しい空気が見事
中澤皐揚 切れ味のある線で仕上げたことから流麗さと爽やかさある作品となった

中澤皐揚賞(子供の部)

中澤皐揚賞(子供の部)
氏名 落合咲幸(13歳)
住所 浜松市天竜区
願い事 充実した毎日が送れますように
好評 杭迫柏樹 大らかで暖かさの感じる秀作
中澤皐揚 スケールの大きい雄大な書風は、風土性から生まれたものでしょう。これを大切に

中澤皐揚賞(大人の部)

中澤皐揚賞(大人の部)
氏名 永嶋早苗(41歳)
住所 静岡市駿河区
願い事 娘が元気にすくすくと大きくなりますように
好評 杭迫柏樹 北魏風の重厚な秀作
中澤皐揚 硬くなりがちな六朝楷書の中に柔軟性を加味することで温和な作品となった

宮司賞

宮司賞
氏名 金山桜夕(37歳)
住所 浜松市中区
願い事 戦争のない世界になりますように
好評 杭迫柏樹 誌面いっぱいに大らかにひろがってしかも落ち着いた秀作
中澤皐揚 気力の充実した線質が抑揚となり穏やかで高品な作となった

宮司賞

宮司賞
氏名 稲葉梨紗(39歳)
住所 磐田市
願い事 「ありがとう」でいっぱいの令和になりますように
好評 杭迫柏樹 「ありがとう」でうめつくされたデザイン性豊かな秀作
中澤皐揚 ユニークな発想作。一字一字の「ありがとう」に心が宿り気迫と願望が表出した作

大会概要・募集要項

※ 作品の募集は令和元年9月30日で終了しています

新元号「令和」書 奉納大会
アメリカ合衆国在住 bongioviさんご一家

心に沸き立つ新しい時代への「希望」を「書」で表現してみませんか?

作品の審査は、日本を代表する書家 杭迫柏樹先生と中澤皐揚先生そして、小國神社宮司が行います。

書体・書風は全て自由です。ご奉納参加資格は全人類で国籍も性別も問いません。

作品は小國神社に奉納され、令和年間を通して保管されます。
多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

奉納受付期間:令和元年7月1日~9月30日

奉納料:一点につき500円

新元号「令和」書 奉納大会

課題

令和(書体・書風自由)

書体・書風参考
書体・書風参考
資格 全人類(国籍不問)
用紙 半紙(タテ・ヨコ自由)
奉納料 一点につき500円(何点でも可・点数毎にご記入ください)
締切 令和元年9月30日(月)必着
奉納要項

申込用紙 (下段でダウンロード可能) の奉納票に必要事項をご記入の上、作品左下にのり付け(裏面)してください

申込用紙内奉納票 サンプル
申込用紙内奉納票 サンプル
送付先 〒437-0226 静岡県周智郡森町一宮 3956-1
小國神社内『新元号「令和」書 奉納大会』事務局宛
審査 令和元年11月17日(日)
審査員 杭迫柏樹(書家)・中澤皐揚(書家)・打田文博(小國神社宮司)
表彰式 令和元年12月8日(日)13時 小國神社
特別表彰者は、表彰式に先立ち、席上揮毫を奉納していただきます
展示 優秀作品は令和元年12月14日(土)~22日(日)小國神社にて
主催 興静会『新元号「令和」書 奉納大会』実行委員会
協力 小國神社

お問い合わせ

『新元号「令和」書 奉納大会』実行委員会
(小國神社内)

TEL/0538-89-7302 FAX/0538-89-7367

申込用紙

世界中で日本にしかない元号の文化。
私の「令和」への「祈り」や「理想」を込めて美しく書き上げましょう。

生涯一度のチャンス。

奉納された作品は、「令和」年間を通して、小國神社に保管されます。ふるってご参加ください。

新元号「令和」書 奉納大会
新元号書「令和」書 作品奉納・申込用紙
新元号書「令和」書 /申込用紙 サンプル

令和の時代へ

人々が美しく心寄せ合うことで文化が生まれ育つ時代へ

「令和」に込められた理想

令和元年5月1日、天皇陛下のご即位に伴い元号が「平成」から「令和」へと改まりました。この慶事に日本中に祝福の和が広がり、世界各国からも暖かい祝意が次々に寄せられました。

新元号「令和」は、国書「万葉集」を典拠とした日本初の元号です。

万葉集は、1200年あまり前に編纂された日本最古の歌集であるとともに、天皇や皇族、貴族だけでなく防人や農民まで幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴しています。

そして、「令和」に込められた理想は、『様々な人々が美しく心を寄せ合うことで、文化が生まれ育ち、その悠久の歴史、四季折々の美しい自然などの日本の国柄を次の世代へ引き継ぐ』ことであるとも語られました。

平成31年4月1日 新元号発表についての首相談話の様子(首相官邸公式HPより)
平成31年4月1日 新元号発表についての首相談話の様子(首相官邸公式HPより)

各メディアで紹介された「令和」

世界では「令和」がこのように訳されました。

  • 「order and harmony」(秩序と平和) イギリス BBC放送
  • 「auspicious peace」(縁起が良い平和) アメリカ ウォール・ストリート・ジャーナル
  • 「fortunate」(幸運)・「auspicious」(幸先の良い)/「peace」(平和)・「harmony」(ハーモニー・調和) イギリス ガーディアン紙

米国ハーバード大卒でコメンテーターとして活躍するパックン(パトリック・ハーランさん)が執筆した「ニューズウィーク日本版」(4月16日号より)

グローバル化に伴い、さまざまな面で「日本っぽさ」が消え続けるなか、現代に残る日本独自の文化を大切にするのは実に素晴らしいことだと思う。

神武天皇から数えると日本の天皇家は2600年以上も続いている。2番目のビザンチン帝国の倍以上の歴史を誇る世界最長の朝廷だが、元号は国の長い道のりの進み具合を計る一里塚的な存在となっている。
考えてみれば、日本の元号の数(248)はアメリカ独立宣言からの年数(242)よりも多い! 世界は元号騒ぎをする日本をおかしく思うより、実は羨ましく思っているかもしれない。

(中略)

激動の時代に珍しいほど揺らいでいない国だからこそ、新元号がトップニュースとなり得る。この騒動があったからこそ「令和」は昔からの伝統・文化だけではなく、和やかな現在をも象徴する大事な元号となるのではないか。

書家 杭迫柏樹 くいせこはくじゅ
『書を通して、郷里、国、世界の文化興隆に貢献』

興静会 こうせいかい 」発会

「書家としての修行時代、活躍の時代を経て、
今は恩返しの時代に入ったと感じています。」
(杭迫柏樹 談)

正式参拝 玉串拝礼
正式参拝 玉串拝礼
杭迫柏樹先生(左)・森町長太田康雄様(右)
席上揮毫をされた杭迫柏樹先生
席上揮毫をされた杭迫柏樹先生
会場の空気が一気に張り詰めました

平成31年4月15日(月)、当社の崇敬者で日本を代表する森町出身の書家 杭迫柏樹先生の故郷への強い想いを受けて、この度、書道を通じた文化興隆を目指す「興静会」(こうせいかい)を発会いたしました。

本会の設立にあたり、最高顧問には、静岡県知事川勝平太様、顧問には、はままつ磐田信用金庫会長高木昭三様、森町長太田康雄様、豊田肥料㈱代表取締役社長豊田富士雄様、会長には、小國神社宮司、副会長には、袋井商工会議所専務理事鈴木満明様、㈱鈴木長十商店取締役社長鈴木康之様、森町ライオンズクラブ会長村松藤雄様にご就任いただきました。

当日は60余名の会員が参加のもと報道各社も詰めかけるなか、発会式を盛大に開催いたしました。

興静会会長 小國神社 宮司/打田文博
興静会会長
小國神社 宮司/打田文博
興静会副会長 袋井商工会議所 専務理事/鈴木満明 様
興静会副会長
袋井商工会議所 専務理事/鈴木満明 様
興静会顧問 浜松いわた信用金庫会長/高木昭三 様
興静会顧問
浜松いわた信用金庫会長/高木昭三 様

各界からの応援メッセージ

応援メッセージ 環境副大臣/城内実 様
応援メッセージ
環境副大臣/城内実 様
応援メッセージ 文部科学大臣/柴山昌彦 様
応援メッセージ
文部科学大臣/柴山昌彦 様

書を通して、郷里の文化興隆に残世を捧げたい

新元号書「令和」書 作品奉納・申込用紙
「令和」の書をご奉納いただきました

杭迫先生は、森町に生まれ、幼少より書に親しまれていました。昭和28年に書家としての学びの場を京都に移し、以来「書」の研鑽を積まれ、多くの賞を受賞されています。

なかでも、平成19年には、「書」の最高峰と讃えられる『日本芸術院賞』を受賞されました。

この受賞を機に、先生は、「書を通して、郷里の文化興隆に残世を捧げたい。との強い気持ちが日ごとに昂まりました。」と述べられています。

『豪爽』額 県立遠江総合高等学校
『豪爽』額 県立遠江総合高等学校
『敬神崇祖』碑 小國神社
『敬神崇祖』碑 小國神社
『富士山(石川丈山)』額 静岡県庁
『富士山(石川丈山)』額 静岡県庁

書家 杭迫柏樹 くいせこはくじゅ
プロフィール

昭和9年、静岡県周智郡森町に生まれる。幼少より書に親しみ、毎日大きな硯に大量の墨をすり、なくなるまで書くほどに熱中する。

書家を志し、京都学芸大学美術科(書専攻)へ入学、卒業。現代書道の巨匠、村上三島に師事、後に日展初入選を果たす。

本格的な書家としての活動のため、教職の辞職を決意。

以後、日展内閣総理大臣賞(平成17年)、日本芸術院賞(平成20年)、京都府文化功労章(平成22年)、紺綬褒章(平成26年)など多数の賞を受賞。

日本を代表する書家として、国内外で活躍中。

杭迫柏樹

杭迫柏樹 くいせこはくじゅ

[ 現職 ]

(公社)日展名誉・特別会員・(公社)日本書芸院名誉顧問・(公社)全日本書道連盟顧問・(公財)全国美術振興会顧問・読売書法会最高幹部会会議議長・顧問 など多数

杭迫柏樹