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重要無形民俗文化財十二段舞楽 『舞楽装束の虫干し』

Vol. 165:2015.07.31(金)

当社の創建と深い関わりを有し、1300年以上前から護り伝えられてきた伝統神事『十二段舞楽』は
ご例祭に併せて毎年4月18日に近い土曜日・日曜日に奉奏されています。

舞楽とは雅楽の調べにあわせた舞踏で、当社の『十二段舞楽』は大神さまへの誠心をもって一の舞から十二の舞まで演じられます。

また、当社の舞楽には現在の舞楽や雅楽の中で失われてしまった古い舞や演奏が部分的に残り、
今日まで伝承してきたことに独自の価値があります。


『十二段舞楽』については下記のURLから解説がありますのでご覧下さい。
http://okunijinja.or.jp/event/bugaku/

さて、先日は連日の猛暑日が続くなか、舞楽で使用する舞楽装束の虫干しをおこないました。
真夏の空の下、小國神社古式舞楽保存会会員の『衣装方』の皆様が中心となり、手際よく装束の手入れをします。

(平成27年7月30日撮影:納曽利面(右)と色香面(左))



(平成27年7月29日撮影:二の舞媼(おうな)面(左))


コミカルな「二の舞は」は「二の舞を演じる」の語源とされています。


(平成27年7月29日撮影:虫干しが済んだ舞楽装束は丁寧にたたみます)



(平成27年7月29日撮影)


ご参拝の皆様にはお祭りでの華やかな舞楽人の姿が印象的かと思いますが、
このような裏方の作業を経て、清々しい心で神さまの前でご奉仕することが叶います。


(平成27年7月29日撮影:舞楽装束に風をあてます)



(平成27年7月29日撮影)



当社が鎮座する森町には、私たちの祖先が常に神々の恵みに感謝し護り伝えられてきた貴重な神事祭礼文化
が数多く現存しています。このようお祭りや神事が育んできた地域性は森町独自の文化を築いてきました。

神さまのもとに地域の人々が集まり、日々の感謝を伝え、共に喜びをわかちあうことはお祭りの原点です。

是非、皆様には地域のお祭りに目を向けて、『感謝』と『祈り』の大切さを今一度見つめ直し
次世代へとその心を繋げて頂けたらと思います。

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