トップページ季節の便り癒やしの斎庭に咲く花々~山野草の魅力に触れて~

季節の便り

癒やしの斎庭に咲く花々~山野草の魅力に触れて~

Vol. 285:2023.09.10(日)

久方ぶりの更新となります。
9月に入り、依然として全国的に異常気象とも言える厳しい天候が続いていましたが、少しずつ空色も変わ
り、気落ちのいい川風がご神域を
抜けるようになりました。

境内の山野草は、まるでそれが自身の使命だというかのように、年々歳々変わることなく実や花をつけてくれ
ます。

山野草を見つける散策は、家族や友人と一緒でも、一人でも楽しむことができます。ご参拝の折、自然の中で
ゆったりと過ごしながら、癒
やしの斎庭で山野草の魅力に触れていただければ幸いです。

それではご紹介いたします。


(ハグロソウ:令和5年8月31日撮影)
小國神社では夏の終わりを感じさせる花です。
花は薄い紫で小指の先ほどの小さな花です。名前の由来は、葉が黒いことに由来するとも、花の模様にお歯黒
のような黒斑があるためとも
言われています。
人間の舌を出したような形が特徴的な花です。


(イワタバコ:令和5年8月31日撮影)
小國神社では夏の終わりを感じさせる花のひとつです。
岩場に張り付くような大きな葉から薄い紅紫色の小指の先ほどの花です。
名前は、葉が煙草の葉に似ていることに由来するといわれます。
涼し気な気持ちを与えてくれる可憐な花です。


(ツユクサ:令和5年8月31日撮影)
小國神社では秋の訪れを感じさせる花です。
この花を見かけると「涼しさがもうすぐそこに」と少しホッとします。

古くは万葉集(現存する日本最古の歌集)にも詠まれる花です。
また、その形や色から「帽子花(ぼうしばな)」、「青花(あおばな)」ともよばれ、花の汁を衣にこすりつ
けて染めていたことから古く
は「着草(つきくさ)」とも呼ばれていました。


(シュウカイドウ/令和5年8月31日撮影)

漢字では「秋海棠」と書くように小國神社では秋を告げる花の一つで、この季節いたるところで見ることがで
きます。
もともとは、大陸やマレー半島などに自生していましたが江戸時代に園芸用植物として持ち込まれて帰化した
とされています。

薄桃色の花の中央に黄色い雄しべをつけ、少し控えめに下向き花をつけています。
良く見るととても可愛らしい花ですので、ご参拝の折にはぜひ観察してみてください。


(ヤブラン/令和5年8月31日撮影)

優しい紫色で稲穂のような花が沢山咲きます。小國神社では秋の訪れを告げる花の一つです。
日本をはじめアジア各地で見られる花の一つです。まだまだ、暑いこの季節に涼しさを感じさせる落ち着いた
花です。
生命力も強く、庭などにも植えられることから皆さまとも馴染みが深いものかもしれません。

ふとした時立ち止まり、足元に目線を落とせば、新しい出会いがあるかもしれません。
職員一同、皆さまのご参拝を心よりお待ち申し上げます。

季節の便り

よくあるご質問(一覧)

紅葉の見頃はいつですか?

例年、11月下旬から12月上旬が見頃です。
宮川沿いが―番の見所になります。

花菖蒲園は、いつから開園しますか?

例年、5月20日前後から開園いたします。
花の状態、天候に応じて、開園の日時は変更いたします。

花菖蒲園の花は、買う事が出来ますか?

開園中に咲いている花から1株(5芽)1,000円でお分けします。
花の種類によっては、お分けできないものもありますので係りの者におたずねください。

トップページ季節の便り癒やしの斎庭に咲く花々~山野草の魅力に触れて~