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11月の国民の祝日「文化の日」と「勤労感謝の日」~祝日の意味や由来を考えてみましょう~

Vol. 222:2016.11.01(火)

■11月には2つの国民の祝日があります■

今日はそれぞれの意味や由来についてご紹介いたします。両日とも実は日本の歴史や文化と深い繋がりがある大切な祝日です。




□11月3日 ’’文化の日’’□

実はこの日は明治天皇のお誕生日にあたり、戦前は「明治節」と呼ばれていました。

明治天皇が崩御された後、この日を祝日にしたいとの国民の声が非常に多かったために
昭和2年に「明治節」として制定され国民に親しまれてきました。

昭和23年7月20日に祝日法が公布され、11月3日は「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」として、
近代文化が目覚ましい発展を遂げた明治時代を念頭に改めて祝日「文化の日」として定められました。

近代日本の礎をお築きになられた明治天皇の御遺徳を偲ぶ意味でも、11月3日の「文化の日」の本来の意味を知ることも大切です。

小國神社においても明治祭(めいじさい)としておまつりを行なっています。



(平成27年11月23日撮影:「祓所へ参進」お祭りに先立ちお祓いをします。)

□11月23日 ’’勤労感謝の日’’□

「働いている人に感謝する日」と思っている方も多いですが、「国民の祝日に関する法律」では
「勤労を尊び、生産を祝い、国民たがいに感謝する日」
つまり「働くことを大事にして、作ったものをみんなで感謝して喜び合う日」として定められました。

実はこの「勤労感謝の日」は戦後に制定された祝日で、元は「新嘗祭」(にいなめさい)という祭日でした。



(小國神社の新嘗祭)

五穀(主な穀物とされる米・麦・粟・豆・黍または稗をさします)の豊穣(豊かな実り)
特に新稲の収穫を祝い、感謝をするおまつりです。

ご皇室に古くから伝わる重要な神道の儀式で、全国の神社においても新嘗祭が今もおこなわれています。
小國神社においても新嘗祭をおこない、一年の稔りに感謝を捧げています。

終戦後にGHQの占領政策により、儀式的な部分が取り除かれ祝日の名称も「新嘗祭」から「勤労感謝の日」に変わりました。


□日本の祝日の歴史や年間行事の歴史を知りましょう□


近年は祝日を移動させる「ハッピーマンデー制度」が導入されていますが「文化の日」・「勤労感謝の日」
には適用されていません。

それはどちらの「祝日」も元は「祭日」であったことが関係しています。

ご皇室の儀式や日本の伝統文化に関わるおまつりがおこなわれる「祭日」は、その日に儀式やおまつりをおこなうことに
重要な意味があります。



(平成27年11月23日撮影:拝殿より紅葉を望む)

どちらの祝日も日本の伝統文化に関わる大切な日です。
祝日がもつ意味やメッセージを改めて考えながら国旗を掲げてみんなでお祝いをしましょう。

□国旗と国歌について□




□国旗の掲げ方□



職員一同多くのご参拝の皆さまを心よりお待ちいたしております。

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