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おうち時間を考える。『かみだな』を考える。

Vol. 311:2020.05.04(月)

現在、自粛生活が続きそれぞれのご自宅や職場での環境が今までと違う慣れない環境に戸惑う方も多いかと思います。
国民一丸となって困難を乗り越えて、必ず明るい未来に辿り着きたいと思います。

さて、小國神社では、感染拡大防止のため、接触機会を減らし、次亜塩素酸ナトリウムで空間除菌などの
取り組みを行っています。
マスクと手洗い、うがい、アルコール消毒は大切な習慣ですね。

先日、境内で草花の撮影中、良くお目にかかるご参拝の方よりこのようなお声をいただきました。
「このような状況でなかなか外出もままならない。今日、お詣り来られて本当に良かった。気持ちが清々しくなった。」
とおっしゃられました。




現在、様々な理由でお詣りが叶わない方が沢山いらっしゃるかと思います。
そのような時は、『小國神社のお神札』と『お伊勢様のお神札』をおまつりしてください。
ご自宅のお神札を通して、小國神社と伊勢の神宮を心を込めて柏手を打ちましょう。



(写真:静岡木工様ご提供)




(お伊勢さまのお神札)




(小國神社のお神札)

(『小國神社のお神札/初穂料800円』・『お伊勢さまのお神札/初穂料1000円』はご参拝に来ることが叶わない方のため
にご郵送も承っています。/お問い合わ
せ:小國神社祭儀部神札授与係 電話:0538-89-7302)

ご自宅の神だながある方は、改めてその周りを綺麗にしてください。
よくよく見るとお供えしていた榊が傷みはじめていたり、埃をかぶっていたり、、、。

もしかすると、10年も前に受けたお神札がそのままかもしれませんので、古いお神札は神社にお返し下さい。
棚上を綺麗に改めると気持ちがすっきりするものです。

そして、一日も早く暮らしの平安が戻るように、毎日の柏手に、より一層の心を込めることも大切です。



□今、なぜ『かみだな』が注目を浴びているのでしょうか?□

~ふだん忘れがちな日本人と神さまとの関係を見直そう~

■『神さま』と『日本人の豊かな感性』■

私たちは古くから、空に輝く太陽や広大な海、連なる山々、清らかに流れる川、そよぐ風、そして大地など
豊かな自然の恵みを受けて、生活をしてきました。
命が生れ、育ち、豊かな実りや繁栄をもたらす自然の営みは時に、日照りや豪雨、地震や津波そして火山の噴火など、
私たちの生命を奪うほど大きな力をも持ち合わせています。
『人間の力ではどうしようもできないことというのは本当に数多くあります。』
このような自然の営みに人々は神々の力を感じ、この『自然を生み出したもの』に対して人々は「敬意」を表わして
お祀り(おまつり)しました。
このように、自然と結びついたとても穏やかな信仰により私たちは身近に神さまを感じてきました。



(令和2年4月16日撮影:日々変わることなく祈りを捧げます。)

■太古より伝えられてきた大切な『こころ』■

私たちの祖先は自然に象徴される神々の恵みを受けて、その中で生かされていることに感謝し、
自らの心を正して清らかな気持ちで日々の生活を送ってきました。

そして、太古より大切に伝えられてきたこの『こころ』は現代に生きる私たちにも
「正直でありたいと思う気持ち」や「調和の心」として今に生きています。


■おうち時間を考える。『かみだな』を考える。■

「日常の感謝の心を届ける場所」
物や情報があふれ、せわしない日常の中で、私たちは時に自分の心を見失いがちでした。
自宅での時間が多くなった今、改めて自身の素直な心の声に耳を傾けることも大切にしたいものです。

『かみだな』や『お神札』の前で自分自身を深く見つめ、静かに手を合わせることで、見落としていた心に気づき、
『今、生かされていることに感謝し正直な心へと立ち返る』ことができます。

このような時間を日々の生活の中に持つことで、一日、一日にメリハリが生まれます。
そこには、重苦しい惰性の日々はなく、心は『豊かに潤い』、『丁寧な一日』を始めることができます。

■『かみだな』のカタチ■

『かみだな』といえば神社を小型化したものが主流でした。
近年では、住宅事情の多様化に併せてデザインされたものも主流の一つです。
それぞれの生活に合わせ、「おまつりする」ことができるようになりました。


(かみすぎのこだま:詳しくはこちらです。

■むすびに■

私たちの祖先が大切にしてきた『神さまと共に暮らす生活』に改めて思いを巡らせると、それはまさに、人の手が及ばない
様々な事象に対し、真摯に向き合い、祈ることで、無事に生きてきたことの証でもあります。


(稲穂が頭を垂れ、豊かな稔りの季節を迎えた田んぼ)

この度の騒動により、様々な国際問題、社会問題が浮き彫りになり、人類にとっての新たな課題が生まれてきたように思いま
す。このような時代、『日本の祈りの伝統』から学ぶことはとても多いように思います。

ご自宅でお神札をお祀りし、お祈りをする場所を大切にしてみませんか?

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