トップページお知らせ昭和天皇台湾行啓ゆかりの『寒緋桜(かんひざくら)』 小國神社奉納奉告祭・清祓式 (令和6年3月4日) ~日本と台湾の深い歴史に思いを致す一日に・・・~

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昭和天皇台湾行啓ゆかりの『寒緋桜(かんひざくら)』 小國神社奉納奉告祭・清祓式 (令和6年3月4日) ~日本と台湾の深い歴史に思いを致す一日に・・・~

Vol. 363:2024.02.26(月)


(提供 一般社団法人 日台友好桜里帰り文化交流会)

この度、令和6年3月4日に今からおよそ100年前、昭和天皇(当時 摂政宮 皇太子)が台湾の地へ行啓された際に植えられ
た、ゆかり深い桜がご神域に奉納植樹されることになりました。当日は、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の謝 長
廷 代表・全日本台湾連合会 趙中正 会長(国内最大の在日台湾人組織)も参列のもと、奉納奉告祭を執り行います。

◇昭和天皇ゆかりの桜、台湾からの里帰りについて◇

昭和天皇が皇太子殿下として大正12年(1923年)に台湾へ行啓の折、台湾民衆はその熱烈な歓迎の意を表すために台北市近
郊に桜を植え、台南などには、御自らガジュマルがお手植えなされ、屏東では珍しい竹を発見され瑞祥の兆しとして保護され
ました。
時がたち、木々は成長し、多くの台湾人が日台親善のため、それらの苗木を日本へ送りたいと考えていました。


(令和元年10月16日産経新聞掲載 大正12年4月16日~27日まで台湾を行啓された昭和天皇 ※皇太子時代)

令和の御代がはじまった令和元年(2019年)に、台湾・日本両国において政財・文化界の有志が中心となり桜里帰りの会
(現:一般財団法人 日台友好桜里帰り文化交流会(日本)/現:櫻花返郷会(台湾)が結成され、天皇陛下の御即位を祝
い、日本への里帰り植樹が始まりました。



(日本側の受入れ団体: 日台友好桜里帰り文化交流会)

◇知る人ぞ知る台湾の神社◇

台湾にはかつて日本の神々が祀られた神社が多数ありましたが、先の大戦により多くの神社がなくなることとなりました。し
かしながら、現在も台湾の桃園神社などは、台湾の文化財指定を受け、忠烈祠として保存活用されています。
民間レベルの交流により、良好な対日感情が深まっている表れでもあります。
複雑な問題もありますが、台湾において文化財と神社は切っても切り離せない関係です。


(桃園神社(現:忠烈祠)2023年11月17日撮影)

◇森町とゆかりが深い台湾◇

小國神社が鎮座する森町は台湾と縁が深い土地です。
明治時代に、台湾製糖株式会社(現 大日本明治製糖)を設立した鈴木藤三郎や県内で初めてウーロン茶を製造し、台湾の茶
業発展にも尽力した台湾製茶試験場初代場長藤江勝太郎などの生まれ故郷であることはまだまだ知られていません。

◇ 結 び に ◇

植樹される『寒緋桜』が日台友好の一助となることを願って止みません。

小國神社では、祭祀を通じ地域の安寧と世界の平和を祈るとともに、今後も様々なレベルでの日台友好に寄与してまいりま
す。


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